上を向いて歩こう

歌:坂本九/作詞:永六輔/作曲:中村八大

『上を向いて歩こう』は、1961年にリリースされた坂本九(さかもと・きゅう)の代表曲。世界的なヒット曲となり、特に英語圏では『SUKIYAKI スキヤキ』と命名された。

『上を向いて歩こう』リリース当時はまだオリコンランキングはなかったが、シンコー・ミュージック発行の音楽雑誌「ミュージック・ライフ(MUSIC LIFE)」では、3か月にわたり第1位を独占。坂本九は『上を向いて歩こう』で1961年「第12回NHK紅白歌合戦」初出場を果たしている。

アメリカでも全米ビルボードチャート週間1位、1963年度の年間チャートでは4位を獲得するなどヒットを記録。イギリスでは全英チャートで10位にランクインした。

なお、アメリカ国内でのレコード累計販売枚数は100万枚を超えミリオンセラーとなり、坂本は日本人初の「ゴールドディスク」を受賞している。

なぜ英語版は『SUKIYAKI スキヤキ』?

海外における『SUKIYAKI スキヤキ』という曲名については、『上を向いて歩こう』がイギリスでリリースされる際(アメリカより先)、バンドマンのケニー・ボール(Kenneth Daniel Ball/1930–2013)が命名したという。

日本語的なタイトルをつけたかったケニー・ボールだったが、当時彼が知っていた日本語は「SAYONARA サヨナラ」と「SUKIYAKI スキヤキ」のみ。「サヨナラ」では悲しいイメージになってしまうので、残りの「SUKIYAKI」が消去法で選ばれたという。

一説には、レコード契約の際にケニー・ボールが日本で食べた「スキヤキ」が美味しかったので、なんて理由もまことしやかに囁かれているようだが、いずれにしても、『上を向いて歩こう』英語版の内容は日本料理のすき焼きとはまったく関係がないことは確かだ。

【試聴】上を向いて歩こう